安曇野の白い庭
西荻窪駅構内の立ち飲み屋でからすみを食うのが目的だったのに、その前にちょっと古本を、なんて思って音羽館に寄ったがさいご。
いつもながらいい本が安い。思わぬ散財をしてしまった。
からすみはまたのお楽しみにして、第2の目的である荻窪のブへ移動する。それほど遠い場所ではないが、仕事が早く終わった時でないとこられない。
ところがここでも嬉しい誤算があり、少なからず買い込んでしまった。
丸山健二の文春文庫が3冊、新潮文庫の「安曇野の白い庭」、すべて105円也。
ここの店舗だけの決まりごとなのか、丸山健二は105円の棚に「しか」ないのだった。
高橋義孝の文庫は必ず105円、というのがブ全店を通じて変わらない方針であるらしいことは経験から知っているのだが。
- 作者: 丸山健二
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2005/03
- メディア: 文庫
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いつも楽しみにしている音羽館のBGM。きょうはクロノス・カルテットによるモンク作品集であった。きっと同じものを探して買うと思う。今までがそうだったから。
小林信彦「本は寝ころんで」読了。
橋本治が中野翠のことを「説教芸者」と評したそうな。その中野翠はナンシー関に比べるとまだ「愛されたい気持ち」を抱いているようにみえる、とは小林信彦の言。