理想郷あれこれ

今日の東京新聞読書面、「売れてる理由」から。
東洋文庫「日本奥地紀行」の紹介。縁がないのか、いままで読んでいないのが却って不思議である。
本書でバード女史が米沢平野について「アジアのアルカデヤ」である、と感慨をもらす「有名な」一文があるらしい。
いや知らなんだ。

同じく今日たまたま拾い読みしていた、槌田満文「ことばの風物誌」には「桃源」と「ユートピア」についての一文があった。
曰く、「桃源」は、陶淵明が「桃花源記」にて言及し、トマス・モアは「ユートピア」にて「人文主義の宗教と民兵組織を持つ平和的共産制の」理想国を描いた。
(ギリシャ語「ウー」=「ない」と、「トポス」が「ユートピア」の語源)