川端とリンチ

通勤の電車で川端康成の「眠れる美女」を読んでいる。


紅のかあてん。畸形の胎児のイメエジ。リンチの世界を思う。
映像にしたら、ミニシアターでかかりそうな、1時間くらいの尺の所謂「アート系」の作品が
できあがりそう。

エロチシズムを描いた小説なのだが、生々しさを感じないのは、老人の性を扱っているせい
ばかりではないようだ。
女性が読んだらどういう感想をもつのか、興味のあるところだ。