2016-11-17 身も蓋もない茂吉 小池光『茂吉を読む 五十代五歌集』ミユンヘンにわが居りしとき夜ふけて陰の白毛を切りて棄てにき (これは五十代の歌ではないが)くれなゐの林檎がひとつをりにふれて疊のうへにあるが清しもあかつきの光やうやく見ゆるころすゑたる瓷(かめ)のなかに糞を垂る以上二首、歌集『石泉』